人生を変えたきっかけは中国留学!自分と人生を変える行動のコツ3つ

語学と留学
Steven YuによるPixabayからの画像

皆さんは、人生を変えたいと思うことはありますか?

私は、よくあります。

人生変える第一歩は当たり前ですが、「とにかく行動」です。

今回のブログには、私が最初に挑戦した「人生を変えた行動・中国留学」について書いてみました。留学で人生が変わるとは思いませんが、中国留学で得た私の財産は「勇気を出して行動する習慣が身に付いた」事でした。

その後の自分が変わり始め、人生が楽しく変わったのは、「相変わらず弱い自分でも最後には勇気を振り絞って行動し続けた」からだと思っています。

でも、行動を起こすのは難しいものです。今回のブログには「行動を起こすときのコツ3つ」もご紹介しています。是非ご覧ください。

当ブログ運営者は、大河ドラマ視聴歴40作品以上で、大河ドラマを見ることが趣味の就労ビザを専門としている行政書士です。

また、旅行の添乗員、中国語の全国通訳案内士でもあります。

大好きな大河ドラマ、資格を基にしている仕事、語学の経験をブログで発信しています。

人生を変える行動「中国留学」

実は、私は子供時代、学生時代、20代の頃自分が嫌いでした。

自分の弱い考え方や性格がすごくイヤだったのです。それが分かっていながら、変えられない自分がたまらなく嫌でした。

いつか、必ず「自分のなりたい自分」になるのだと思っていました。

その頃の私は、自分を変えるのに一番早い方法は「住む場所、環境を変える」ことだと考えていました。そして、大学を卒業した頃、ふとした思い付きから、「中国に留学したい」という気持ちが芽生えてきました。

大河ドラマを我慢してでも中国に行けるのか?

もちろん、中国への留学を決心する前に、行くべきか否かについてかなり悩みました。

最初に思ったことは、中国へ行ったら大河ドラマが見られなくなるということでした。今のように気軽にネット配信で、自分の好きなジャンルの番組をどこでも見られる時代ではありません。

その頃の私にとって、毎週一度の大イベント、大河ドラマが見られなくなるということは、本気で辛かったのです。自分を奮い立たせたり、 ストレス解消になったり、楽しい癒しの時間。それがなくなるなんて!無理!って思いました。

中国に行く前の不安「留学しても自分が変わらなかったらどうしよう」

留学する前に悩んだことは他にもたくさんありました。

それまで海外に行ったこともないのに「留学」という全く未知な世界に挑戦するのです。生活、人間関係、勉強したことのない中国語、環境、食べ物、治安、いろいろと心配しました。

でも、正直、一番の不安は、留学の後自分が変わっていなかったらどうしようということでした。大金と時間を自分に投資して中国へ行くのです。それも、「自分を変える」きっかけにするために。その「きっかけ」を私はつかめるのか?そう考えると不安でした。

マイナスの感情が湧き出てきたが、結局は中国へ旅立つ

「留学したくらいで人生変わらない」

「どうせ自分は何も変えられない」

そう思ってしまう自分が嫌いでした。

自分自身の限界を無意識に決め、思い込んでしまう自分。

なぜ、そんな風に考えるのでしょうか?多分そう考える方が楽だからだと思います。

「人生変える」とか「夢見る」とか「目標を持つ」とかは、実はとてもしんどいし勇気が必要です。ハッキリ言って諦める方が簡単です。

中国に行っても「ただの思い出」で終わったらどうしよう?

中国に行っても中国語が話せないままだったらどうしよう?

とんでもない怖い事件に巻き込まれたらどうしよう?

次々に湧き出るマイナス感情、、、。

しかし、結局は「行動しないよりマシ」だと無理やり自分を納得させて中国に旅立ちました。

中国留学は初めは楽しい日々

ところが、行ってみると、意外にもかなり楽しいと感じました。

初めての海外、寮生活、外国人の友達、何もかも新鮮でした。楽し過ぎて、「自分を変える」ということに、真剣に悩まなくても良いのだとも思いました。

周りの日本人留学生も日本全国から来ているし、外国人留学生も多いです。「世の中にはいろんな人がいるんだな~」と私が感じた最初は、中国留学の時でした。今まで勝手に思い込んでいた自分が溶けていきました。

なりたい自分をイメージし続けていたせいか、関わる人が良かったのか、前より自分が好きになり始めました。

学生時代よりもずっと勉強していましたし、生活が乱れないように努力していました。

そのうち中国語難しい!大河を見られない!慣れない食べ物のストレス

大河ドラマに関しても、行く前に心配していたほど恋しく思いませんでした。時々思い出しても、日本に帰れば、録画してもらっているビデオを見ようと思い頑張れました。

しかし!二カ月、三か月経つうちに、難しい中国語の発音と四声。そして、まったく通じない中国語にも嫌気がさし始めていました。

行く前の「自分を変える」ことよりも、大河ドラマを見られないストレスと、上手くならない中国語のストレスに苦しめられました。

その上、これは自分でも驚きでしたが、中国の食べ物にはどうしても慣れませんでした。日本食の事ばかり考えていました。

やはり大河ドラマが見たい日本に帰りたい!お寿司を食べながら一日中ずっ―と録画している大河ドラマを見まくりたい!このストレスをどうにかしたい!

人生を変えたい思いつき「記念にNHK香港を訪問」

さて、思い詰める性質の私は、考えました。

大河ドラマを見ることができないなら、せめて今しかできない「大河ドラマに関わること」を記念にしてみよう!

私が留学していたのは広東省の広州でした。思いついたのは、比較的近い香港にあるNHKを訪ねて、大河ドラマの話を聞こう!ということです。

私は昔から、NHKに大河ドラマの感想を書き送ったり、東京のNHKに見学に行っていました。なので、今回の思いつきは、かなり記念になる!と自己満足しました。

時期はクリスマスイヴを選びました。計画としては、香港初日はビクトリアピーク、そして次の日のNHK訪問でした。今思えば、香港返還前のクリスマスを経験しておいてよかったです。それにこれから起きることを思えば、「人生を変える運命の行動」でした。

日々のストレスは続いたものの、クリスマスに向かってストレスを我慢していました。

NHK香港訪問前夜置き引きに遭う

いよいよ、待ちに待ったクリスマスイヴ。

超有名な香港の100万ドルの夜景!素晴らしすぎる!!

感動でしたが、この夜景に見入っている間に、とんでもない事態が発生!なんと!人ごみのビクトリアピークで置き引きに遭うという大失態!

不幸中の幸いは、パスポートとお金は身に着けていたので無事なこと。でもその他の貴重品らしきものは全て取られてしまいました。バッグも大切にしていたものだったのに!何たる大失態!!

ショックで思考回路止まりました。

自分を変える行動「置き引きの後とりあえず挑戦してみた」

しかし、悠長にショック状態を続けているわけにもいきません。

ここで、突然思い出したのです。「人生を変える」チャンスかもしれないと。

「人生」という大きなことではないのですが。でも、今までの自分なら絶対にできなかったことをしてみたい。まずは自分を変えたい!それが重なれば人生も変わるはず!と瞬時に思ったのです。

置き引きショックの頭を切り替え、自分一人の力でどこまでやれるか挑戦してみたくなりました。

海外で生活されている方、海外に慣れている方や、海外で怖い目に遭ったことのある方から見ると本当に小さな挑戦です。でもこの時の私には「乗り越えるバーが極めて高い挑戦」でした。

初めての海外で、言葉もほとんどできない、土地勘もない。

勇気も度胸もなく性格は心配性でマイナス思考。

この人ごみで警察が見つけられるか?

誰に聞けばちゃんと教えてもらえるのか?言葉が通じるのか?

なんだか、不安はいっぱいです。

でも、とりあえず行動開始しました。
一人で警察に行くことにしたのです。

クリスマスイヴ、大混雑の香港、人ごみの中、ひとりで警察へ

ビクトリアピークの人ごみ。前に進めないこの人ごみをかき分けるには、足より手が疲れました。

警察の場所を大きなホテルで聞きながら、2時間近くかけて警察にたどり着きました。

事情説明は変な英語になってしまいました。その頃は中国に来て4ヶ月も経っていない頃でした。そのため、まだ英語の方が出てくるかんじです。

そしてまた1時間以上同じことを説明し、盗難証明を作ってもらえました。

今思うと、この時の挑戦は貴重な財産です。人生を変えるほどではないにしろ、自分の考え方を変える出来事になりました。

この経験以降、私は、「どうなるかわからないが、とりあえず試しに行動してみる」「上手くいきそうなら思い切って挑戦してみる」ようになりました。

人生を変える行動「NHKをいきなり訪問は後の仕事に役立つ経験になる」

さて、昨夜の「ビクトリアピーク盗難事件」を無理やり乗り越えた私でした。

昨夜の興奮が冷めない次の日。

そのテンションのまま念願のNHKを訪問へ。アポなしで突然の訪問です。これは今の世の中なら非常識だと思います。

でも、この経験が、数年後の「飛び込み営業でも何とかなる」みたいな変な度胸につながりました。私はこの時から約3年後に香港と中国で営業する仕事に就きますが、この時の経験は大いに役立ちました。(この時代では日本でも役立ちました)

ところで、この日はクリスマスの祝日。

もしかしたら、休みで誰もいないかもしれない、日本人社員はいないかもしれない。

今更ですが、突然次々悪い想像しました。

わざわざ香港に来て、人ごみで置き引きに遭って、念願のNHKに来ても誰もいなかったら、本当に何しに来たのかわかりません。

しかし、昨日の出来事で私らしからぬ「なんとかなる精神」になっている私です。とりあえず、トライしました。

NHKで予想外の幸運な展開

NHKを訪問すると、すごく意外にも、自分でも驚くほどの幸運でした!!

なんと!日本人の駐在員の方が3人もいたのです。それも、休日出勤だったらしく、リラックスモードでお仕事されていました。

私が日本から広州に留学で来ていると知って大変珍しがり、すごく親切にしてくださいました。

それから、自分が大河ドラマの大ファンである話や、過去の大河ドラマの話等をすると、迷惑がらずに聞いて下さいました。とにかくみなさん、親切で感動でした。休日だったのが幸いしたのかもしれません。

その上、何と!来月仕事で広州にロケに行くから一緒に来ませんか?と言って下さったのです!!これは予想外の展開でした。昨夜の怖い体験の後だったので、なんかすごいなって自分のことながら信じられませんでした。

自分と人生を変える行動のコツ3つ

ところで、今回のブログで書きたかったことは、「自分と人生を変えるきっかけと、最初の一歩について」です。

私の場合、初めは「人生変えたい」と思って中国に留学しました。結果的に、中国での経験で「行動と挑戦する習慣」が身につきました。

その後、少しづつですが確実に自分が変わり、人生も「自分が望む人生」に近づいていきました。

例えば、希望する会社に入社できたり、したい仕事が出来るようになりました。ですが、これは今だから思う「結果論」です。

幸運にも、最初の中国へ留学する挑戦は上手くいきました。でも、それ以降たくさんの失敗を経験してきました。相変わらず、心配性でネガティブな悩んでしまう性格です。しかし、最後には勇気をしぼりだして行動し続けてきました。

「行動する」ことは、とても勇気が必要です。なかなか行動に移せなかったりします。でも、行動と失敗を繰り返していると「行動しやすくなるコツ」のようなものが見えてきました。

以下に、私が行動しやすくなると自分で思っている「コツ」を3つご紹介します。

コツその①一歩踏み出す時は考えすぎない

まず、コツその①です。「行動する時の最初の一歩は考えすぎないこと」です。これはかなり重要です。とは言っても、行動する前はいろいろ考えますよね。私もそうです。

恐らく一番考える事は「失敗したらどうしよう?」です。

普通は、行動する前の時点では、結果どうなるかわかりません。結果がわからないまま、行動しなければなりません。これは、なかなか精神的にしんどいです。モチベーション保てるかどうか?

それに、行動したからと言って必ず成功はしません。行動が無駄になるかもしれない可能性だってあります。挑戦し続けても、失敗の方が多いかもしれません。

でも、無駄になるかもしれない事やリスク等、失敗を考えてしまうと、一歩踏み出せません。なにより、行動起こさないと何も始まりません。

その為、一歩踏み出す時は考えすぎない方が良いです。ただ、考えずに進み続けるのではなく、進みながら考える事をおすすめします。

これは、実体験で思ったのですが、仮に失敗しても絶対何か学びます。その学びがある限り「失敗」ではなく、「成功につながる学び」だと私は思います。

コツその②小さなことから始め「行動を習慣化」する

そして次に、コツその②です。「小さなことから始めて、行動することを習慣化する」のです。

「自分の人生を変えるきっかけについて」というと、大層なかんじですが、この「きっかけ」は小さなことで良いと思います。

私も、今回の中国留学のお話では、「中国に留学したら人生かわるかも」という小さな思い付きでした。そして、その小さな思い付きに関連する「小さなことから始め」ました。

この「小さな思い付き」を大きく育てて欲しいと思います。自分が気軽にできる事、何でも良いのです。「小さなきっかけ」や「小さな思い付き」を見つけて小さな行動したり、挑戦したりします。

そのうち「挑戦すれば、何とかなるかもしれない」と思うようになります。

そして小さな積み重ねを行動し続けると、そのうちその行動が自然に「習慣化」されます。

そうなればもう大丈夫です。

その習慣化が自分を変えてくれます。そして人生が変わり始めます。

コツその③最終的な目標を具体的にイメージする

最後のコツその③です。「最終的な目標(得たい事)を強くイメージしておくこと」です。

例えば、自分の中国留学を例にとってみます。

まず、②の小さなすぐできることは、中国の地図を見て中国のどこに留学するか決めことでした。それから現地情報や大学の情報を集める等でした。

次に②で集めた情報を実行できるように、①「行動する時の最初の一歩は考えすぎない」ように行動します。

そして、③の、留学の最終的なイメージとしては「変わった未来の自分」を具体的に想像しました。

  • 香港の会社で現地スタッフと仕事している自分
  • 上海に営業に行っている自分
  • 日本の大きな会社の中で中国の現地社員と中国語でやり取りしている自分

数年後、その目標は全部かないました。
なぜ、目標がかなって、なりたい自分になれたのか?

それは、上記①と②を繰り返し、③に向かって進んだからだと思います。そして③のイメージは具体的なイメージほど目標が近づいて来ます。

自分と人生を変える行動:まとめ

今回のブログでは私の実体験の中国留学に触れながら、「自分と人生を変える行動のコツ3つ」についてお話しました。「自分を変える」には、やはり「勇気をもって行動する」ことです。

そして、「人生を変える行動をするコツ」も3つお伝えしました。

①一歩踏み出す時は考えすぎない

②小さなことから始め「行動を習慣化」する

③最終的な目標を具体的にイメージする

皆さんにも①と②を繰り返し、「なりたい自分」や具体的な目標を強くイメージして、進んで頂きたいです。

そして、理想の人生をかなえて頂きたいです。是非、頑張ってください!応援しています!

ところで、余談ですが、留学や語学についても以下のブログでご紹介しています。中国への留学や中国語を話すことにご興味ある方は是非ご覧ください。

中国語の学習や、中国語で仕事することにご興味がある方は、以下のブログもご覧頂ければ嬉しいです。

 

このブログが読んで下さった方のお役に立てましたら幸いです。