行政書士資格取得後仕事開始までの開業準備とアルバイト

行政書士
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行政書士の資格取得後、まず、考えたことは開業準備と生活費のことです。少しの貯金は、行政書士事務所の運転資金の為、出来るだけ使いたくありませんでした。

ところで、行政書士は個人事業主です。ですので、実務の勉強だけでなく、事務所運営のための勉強も必要です。そして、集客に結びつく専門分野を決めることも重要です。

私は、実務や事務所運営に関する勉強をしながら、生活費に充てるアルバイトもしていました。

今回のブログでは、行政書士の仕事を始める前の、開業準備とお金のことについて、お話したいと思います。

当時の私と同じ状況や考えをお持ちの方の、お役に立てればうれしいです。

当ブログ運営者は、大河ドラマ視聴歴40作品以上で、大河ドラマを見ることが趣味の就労ビザを専門としている行政書士です。

また、旅行の添乗員、中国語の全国通訳案内士でもあります。

大好きな大河ドラマ、資格を基にしている仕事、語学の経験をブログで発信しています。

行政書士資格取得後の準備期間のお金

まず、最初に私が、資格取得の前後の時期に、最も悩んだことがありました。

それは、行政書士の仕事が軌道に乗るまで、生活費を稼ぐことと、開業準備と両立させることでした。

貯金はなるべく運転資金にまわそうと思っていました。なので、生活費を稼ぎながら実務を学ぶつもりでした。その生活費をどうするか?

この計画をしっかり立てておかないと、開業しても続けていけません。

ところで、行政書士の資格は、最初すぐに稼いでいくには難しい資格です。これは、一般論ですが、開業してもすぐにお客様が来てくれる状態にすることは難しいと思います。

実は、「行政書士」は、開業する方も多いですが、廃業される方も多いです。「資格」を取った後がが大変なのです。「開業しても集客で成功する」のが難しい資格だからだと考えられます。

ですので、例えば、会社勤めを続けながらアルバイトをしながら、開業準備や実務の勉強をするという事が現実的だと思います。

もちろん、最初の半年くらいの生活費を予め貯金し、その貯金で生活しながら開業準備や、実務の勉強をするという選択肢もあると思います。

行政書士業務の専門分野を決める事について

次に、行政書士事務所でやっていく「専門分野」についてです。

私の場合は、今までのブログでもご紹介していますが、「就労系ビザ」の仕事がしたくて行政書士の資格を取りました。ですので、それしか考えていませんでした。実際、今もそれだけでやっています。

「入管業務」や「就労ビザ」に関心をお持ちの方は、よろしければ以下の別ブログもご覧ください。もしかしたらご参考になる部分があるかもしれません。

それでは、「行政書士業務の専門分野を決める事について」少しお伝えします。

上記しましたが、行政書士は開業しやすいですが、廃業する方も多いです。開業後の集客がかなり難しいからです。

集客に関して、重要なのは「専門分野」を決める事だと思います。ですが、よく見るのは「行政書士が扱える業務全般なんでもできる」にしてあるホームページです。

これは、できればやめた方が良いと思います。私は、「専門性に特化する」ことをおすすめします。

この事について、詳しくは別のブログでお話しています。ご興味ありましたらご覧頂ければ嬉しいです。

専門分野は自分の強みと安定的収入で決める

専門分野を決める時は以下の2つがとても大切です。
・自分の強みを活かす
・安定的、継続的な収入が見込める業務を選ぶ

専門に特化する場合、「自分の強みを活かす」ことの方が「集客」つながりやすいです。そして、安定的、継続的な収入が見込める業務を選ぶことも重要です。

「自分の強み」というと、自分で考えるのはちょっと難しいかもしれません。私も「自分の強み」というより、「絶対にやりたいこと」だった「就労ビザ」を選びました。

「やりたいこと」なので、イヤな事や大変な事があっても頑張れます。

もちろん、自分の強みが分かっている方や、前職の関連で、すでに集客ルートを持っている方は、それに特化するのがベストです。

それと、「安定的、継続的な収入」につながる業務を選ぶことです。就労ビザ系の場合、安定的な収入につながるかどうかは難しいです。

私の場合、正直な話、地道な営業や経験、ホームページ、人のご縁等、いろいろな要素があります。ですので、「これは絶対お金になる」と言える方法はありません。

自分なりのやりかたで道を切り開くしかないように思います。

行政書士資格取得後の開業準備の勉強

ところで、行政書士は、「資格で仕事をする個人事業主」です。受験に合格しても、勉強しなければならないことは、山ほどあります。

行政書士の「実務」だけではありません。個人事業主は全部自分でしなければならないため、実務以外の勉強も必要なのです。

例えば、私がした勉強は、以下の通りです。

開業前後にした準備の勉強
  • 実務の勉強:外国人業務の実務を教えてくれる実務講座で勉強する
  • ホームページ作成の勉強:ホームページはもちろん外注すれば良い。私は実務講座で学んだことをアウトプットするために、ホームページを自分で作成。
  • マーケティングの勉強:顧客開拓や仕組み作りのために必要。
  • 確定申告等の勉強:自分で確定申告できるだけの知識や、在留資格取得に必要な為、決算書の基礎的な勉強も少しした。

個人事業主として開業するためには、とにかく勉強をするための時間が必要です。

行政書士試験後の開業準備時期のアルバイト

さて、ここで、最初の「行政書士資格取得後の準備期間のお金」に戻るのですが。

「行政書士の仕事が軌道に乗るまで生活費を稼ぐ」お話です。

私は、上記したような開業準備の勉強を、神経を使う行政書士業務の仕事をしながら、やっていく自信はありませんでした。

初めてする勉強ばかりなのに、行政書士の仕事をしながら少しずつやるということが、自分にはできないと思ったからです。

そんな私が選んだのは、アルバイトしながら開業準備や勉強をするという方法でした。

アルバイトは、お金優先ではなく、開業準備や実務の勉強などを、最優先にできる仕事を選びました。時給がなるべく高く、勤務日を自分の自由に決められるアルバイトが理想です。

語学が使えるアルバイトなら、言うことなしの最適!と思いました。

アパレル販売員のおすすめ理由

そして、私が選んだアルバイトは、百貨店やショッピングモールでの販売員でした。学生時代にしていたアルバイトで、通訳案内士試験、行政書士試験合格前後もしていました。

実務等の勉強には、日にちが決まっている研修があります。例えば、行政書士の実務研修は、日にちが決まっています。そのため、その日にちはアルバイトはできません。

しかし、固定のアルバイトの場合、自分の休み希望ばかりを勤務先にいう事はできません。

ですが、このアパレル販売員のアルバイトは、登録制で、日にちの自由度が高いです。そのため、期間限定の百貨店等での販売のアルバイトが、大変役立ってくれました。

再度、販売員専門の人材紹介会社や人材派遣会社に登録に行きました。このアルバイトのおすすめ理由をご紹介します。

おすすめ理由
  • 時給が高い(日給制もあり)
  • 勤務日が自分の自由に決められる(1日~期間の柔軟性あり)
  • 行政書士の仕事に必要な接客サービス精神やコミュニケーション能力等が身に付く

行政書士資格取得後仕事開始までの開業準備とアルバイト:まとめ

さて、今回のブログでは、行政書士の仕事を始める前の開業準備とお金のことについてお話ししました。

行政書士は、個人事業主でもあるので、様々な勉強が必要というお話をしました。例えば、集客(マーケティングやホームページ等)や確定申告の勉強です。

それから集客に結びつく専門分野を決める事も重要です。また、私の場合はアルバイトをしながらそれらを勉強したので、アルバイト情報等もお伝えしました。

行政書士の仕事は続けていくのは大変ですが、それ以上に、「取扱業務がすごく多く、他の仕事との相性が良い」利点があります

その為、個人の個性が出やすくなります。その業務が個性的であるほど、業務の幅が広がり、同業者との差別化がしやすいのが行政書士の仕事です。

是非、自分の「やりたい業務」を追求してください。応援しています!

このブログが読んで下さった方のお役に立てましたら幸いです。