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源平時代の代表的な女性と言えば、真っ先に挙げられるのは北条政子ではないでしょうか?
さて、今回のブログでは、過去の大河ドラマと比較しながら、北条政子についてご紹介します。
ご紹介する、大河ドラマ以下4作品の北条政子の共通点は、女性としては頼朝をすごく愛しており、母としては子供のことで悩み事が多く、妻としては参謀のように頼朝を補佐しています。
共通点がありながらも、各作品、全く違う「北条政子」になっています。そんな魅力的な北条政子について、比較、ご案内します。
・草燃える➡総集編
・義経➡2024年4/26より配信開始!
・平清盛
・鎌倉殿の13人
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当ブログ運営者は、大河ドラマ視聴歴40作品以上で、大河ドラマを見ることが趣味の就労ビザを専門としている行政書士です。
また、旅行の添乗員、中国語の全国通訳案内士でもあります。
大好きな大河ドラマ、資格を基にしている仕事、語学の経験をブログで発信しています。
①大河ドラマ「鎌倉殿の13人」北条政子:小池栄子
さて、「鎌倉殿の13人」の北条政子は小池栄子さんです。
政子は、頼朝(大泉洋)の「雅なところ」に一目惚れしぞっこんになります。「何かを成し遂げる人」とも思ったのかもしれません。
この頃の政子はまだ普通に好きな人を思う、かわいい女性です。
頼朝の恋人だった八重(新垣結衣)が館で働きたいと申し出ます。懐の深さを見せたいのか、実はそばに置いておいた方が、見張りが出来て安心と思ったのか、八重を館の厨で働かせます。
蔭ではかなりヤキモチを焼き怒っています。
今のところ(まだ結婚して間もない)、普通っぽい女性です。今後どんなふうに母親、政治家の顔になっていくのか、とても楽しみな政子です。
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大河ドラマ「義経」の小池栄子さんの巴御前も素敵
余談ですが、小池さんは「義経」では女武者として有名な、木曾義仲の愛妾巴御前の役をしています。
巴御前は武勇にすぐれ、強く義仲(小澤征悦)を愛しています。その姿は見ている方も気持ちよかったです。
戦場でも軍議でも常に義仲のそばにいます。また、自分の産んだ子供でもない義高を、義仲の立派な跡継ぎになるよう武術の訓練を指導します。
義仲への愛情に信念を感じます。目力がすごくてかっこよかったです。
②大河ドラマ「草燃える」北条政子:岩下志麻
次に、「草燃える」の北条政子は岩下志麻さんです。
政子は、高貴な血筋に憧れる女性でした。
和歌や学問が好きで、粗野な坂東武者よりも、雅の風情がある高貴な血筋の人に憧れています。
一方、政子の兄宗時(中山仁)ら坂東武者の若者たちは、土地を守るため、頼朝を担ぎ出したく思っています。その為、頼朝と政子を結び付けるべく、策略をめぐらし実行します。
頼朝も自分の後ろ盾になってくれる坂東武者を探していました。
作戦は成功し、「高貴な血筋の男性が好きな」政子は、「源氏の御曹司」頼朝と結ばれます。
頼朝と政子の逢瀬であったと伝わる伊豆山神社があります。会い続ける頼朝と政子。
しかし、父時政(金田龍之介)が平家方の山木兼隆との縁談を持ってきます。
コワイほど激しく頼朝を愛する政子
政子は頼朝と一緒になれないなら死んだ方がマシだと言って、「今すぐ殺してください!」と父に迫ります。その剣幕がコワイです。
政子は自分と頼朝のことは兄たちの策略ということを知っても、頼朝の自分への気持ちは本物であると言い切ります。
今は頼朝も自分を愛していると信じたい政子です。
「何かを成し遂げる男」などということではなく、ただ純粋に頼朝が好きな政子です。結局、政子と頼朝は駆け落ちすることになります。
母として悲劇の多い政子
さて、頼朝の妻になった政子ですが、そのせいで波乱万丈の生涯が始まります。
妻になってからの政子は何度も頼朝の浮気に悩まされます。
それだけではなく、頼朝との間に授かった4人の子に関する悲劇が続々とやってきます。
婚約者を父頼朝に殺され精神を病む長女大姫(子役:斉藤こず恵・池上季実子)。
二代将軍となるも素行が悪く政子を悩まし、挙句、殺される長男頼家(子役:鶴見辰吾・郷ひろみ)。
毒殺される?(突然死んでしまう)次女の三幡姫(谷川 みゆき)。
頼家の弟次男の実朝(篠田三郎)も甥の公暁に殺されます。
承久の乱で幕府を守る尼将軍政子
ところで、頼朝が死んでからの後半は「尼御台」と呼ばれ、弟義時(松平健)や13人の重臣たちと政治に参加していきます。
そして息子たちの悲劇を乗り越え、頼朝の創った鎌倉幕府を守りぬきます。
承久の乱に勝ち、「執権北条氏」の礎を築きます。
愛する頼朝のために強くならざるを得なかった政子
頼朝と結婚したころの政子は「政治に介入し歴史の表舞台に出てくる生涯」になるなどとは、考えてなかったかもしれません。
少なくとも「草燃える」の政子は「自分が政治に介入したい」ようなかんじは、なかったように思います。
政子は結局は愛する頼朝のために、強くならざるを得なかったのではないか?
そんなふうに想像しています。
それにしても、岩下志麻さん演じる政子の迫力と気性の激しさはすごかったです!
「尼将軍政子」は岩下志麻さん以外ありえないと思ってしまうほどでした。
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③大河ドラマ「義経」北条政子:財前直見
そして、「義経」の北条政子は財前直見さんです。
この作品の政子は、「素直になれない政子」です。
政子は、最初頼朝(中井貴一)に出会った頃は、何かとくってかかっていました。
父・時政(小林稔侍)にも「あの者を殺してください」と悪態をつきます。
しかし、本当は、周りにいる「粗野な」坂東武者とは全く違う「都ぶり」に一目惚れしています。
この作品の政子も洗練された品のある男性に惹かれるのか?頼朝だけではなく、初めて会った義経にもときめいています。
静の幸せが悔しい政子
さて、富士川の戦から鎌倉に戻った義経は、ケガをした静を連れていました。
以前、静に危ういところを助けられた義経は、9年ぶりに富士川の戦で再会したのです。
鎌倉で義経と静は、仲睦まじげに野山の散策などしています。
そんな様子を蔭から政子が、口惜しそうに怖い顔でに見ている場面があります。
侍女にその顔をみられ「別にうらやんでいるのではない」と言いますが、明らかに悔しそうです。
前半、政子は静に批判的でありました。
「女性」の幸せは薄いのか?政子
静が、平家に付き従ってきた白拍子なのに、ケガをして源氏の義経に助けれらたからと言って、義経とねんごろになったことが許せない、と言うのです。
「見下げ果てたおなごじゃ。私はそのようなおなごは好きませぬ」と言って怒る政子。頼朝は、引き気味に政子を見て、苦笑いします。
「女性」としての幸せは薄いのでしょうか?好きな人の妻になったはずなのに。
母として心を痛める政子
ところで、頼朝は義仲との和睦の証に人質として、義仲の嫡男義高を迎えます。しかし、表向きは人質ではなく、娘大姫の「許嫁」です。
政子は、仲睦まじい義高と大姫の様子を目の当たりにしています。しかし後に、義高を頼朝に殺される前後、母として心を痛める場面が描かれています。
「参謀」のような政子
ですが、やはりこの「義経」では母としての政子より、頼朝の「参謀」のような政子が目立ちます。
人を見抜く力や天下の情勢を読む洞察力に優れ、新婚時代から軍議に加わったり、頼朝に助言したりします。
軍議の場にも頼朝の傍らにいます。二人きりの時でも天下の情勢や政治の話ばかりしています。頼朝に的確な事を助言しているので、頼朝も政子を頼りにしているようです。
妻というより、「頼れる参謀」です。
政子は頼朝を愛しているとは思います。ですが、元々武芸が好きで政治にも関心があり、またその才能があった女性として、このドラマでは描かれているように感じます。
この政子なら「尼将軍」となって頼朝の創った幕府と、執権北条家を守っていくだろうと容易に想像できました。
外見的にも財前直見さん演じる尼将軍姿の北条政子の姿もすぐに想像できます。
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④大河ドラマ「平清盛」北条政子:杏
最後に、「平清盛」の北条政子は杏さんです。
「平清盛」の北条政子の杏さんについては、別ブログでもご紹介しています。よろしければ、ご覧頂けると嬉しいです。
頼朝を放っておけなくなる政子
さて、政子は、死んだようにさまよっている頼朝(岡田将生)と出会います。
頼朝は、愛していた八重姫(福田沙紀)との仲を引き裂かれ、八重姫との間に生まれた子供まで殺され心が崩壊しています。
※(この辺の物語は「鎌倉殿の13人」とまったく違うので面白いですね)
お転婆で、まだ少女の政子は、そんなさまよう頼朝の姿を、初めは「もののけ」かと思います。それで正体を確かめようと罠をしかけます。かかったのが「人間」だったと驚く政子。
ですが、その人が源氏の御曹司で親兄弟を平家に殺され、平家を恐れた八重姫の父伊東祐親(峰竜太)に自分の子供を殺されたという悲劇を知ります。
それからは、頼朝を放っておくことが出来なくなります。
頼朝を一途に思う政子
政子は、頼朝の境遇に同情し始めます。気になって何度も様子を見に行ったり、お節介な事を言ったりします。
挙句の果ては自分の婚礼をすっぽかし、頼朝に𠮟咤激励しに行きました。
頼朝を「支えたい」と一途に思い続けていたのではないでしょうか?
頼朝は政子の強い言葉があったからこそ、「死んだように」生きていた状態から復活するのです。「東国武士の頂きに立ち源氏を再興させる」と生まれ変わったようになります。
志に真っ直ぐ向かう頼朝をいつも見ていたい政子
ところで、妻になった政子は、頼朝の横で軍議に参加し坂東武者の一人のように頼朝を支えます。
でも、政治に関心があるというよりは頼朝を支えたいというかんじです。政子は、本来の志に向かっていく頼朝を見ていたいのではないか?と想像します。
「平清盛」の政子には「恋している、愛している」を全面で打ち出す場面はありません。
でも、政子の頼朝を愛する気持ちが「切なさ」「一途さ」で伝わってきます。
「平清盛」では頼朝を立ち直らせた見事な北条政子が描かれています。
ドラマの主人公が平清盛(松山ケンイチ)なので、母としての政子や、政治家としての政子があまり出てきません。これが、非常に残念でした。
別ドラマで、杏さん主演の北条政子ドラマ見たいと思ったくらい素敵でした。
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まとめ1:鎌倉殿の13人、平清盛、義経、草燃えるの北条政子は?
「女性としては頼朝をすごく愛しており、母としては子供のことで悩み事が多く、妻としては参謀のように頼朝を補佐している」でしょうか。
共通点は、どの作品も「頼朝のことがとても愛していて、支えていきたい」です。どの作品からも、その思いが伝わってきます。でも最終的にはそれだけではなく「大政治家」になっています。
別のブログで「武士の世」を作ったのは平氏の忠盛、清盛親子と源氏の義朝、頼朝親子の4人ではないかと書きました。
更に付け加えると、「武士の世」を定着させたのは北条政子ではなかったか、と思ってしまうほど政子は偉大な政治家です。愛する夫の志を継いだということではないでしょうか?
まとめ2:鎌倉殿の13人と大河ドラマ平清盛、義経、草燃えるを比較:北条政子
さて、下記4作品では、同じ「北条政子」を登場させています。しかし当然のことながら、主人公が違い、作り手の思いが違います。
また、政子の生涯のうちでドラマになっている時期も違います。共通点がもちろんありながらも、各作品、全く違う「北条政子」になっています。その比較が面白いです。
「北条政子」が魅力的に描かれているおすすめ大河ドラマ
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是非、ご一緒に「大河ドラマ」を楽しみましょう!
このブログが読んで下さった方のお役に立てましたら幸いです。