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今回のブログは、2012年大河ドラマ「平清盛」に登場する3人の素敵な女性をご紹介します。
まずは、平清盛(松山ケンイチ)の二番目の妻平時子(深田恭子)。
そして源義朝(玉木宏)の正妻由良御前(田中麗奈)。
最後に源頼朝(岡田将生)の妻北条政子(杏)。
3人の素敵な女性の共通点は?
- 一途に夫を愛し支える健気さ
- 家を守っていく強い覚悟をもつカッコよさです。
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それでは、3人の素敵な女性の「感動的場面」をご紹介していきます。
当ブログ運営者は、大河ドラマ視聴歴40作品以上で、大河ドラマを見ることが趣味の就労ビザを専門としている行政書士です。
また、旅行の添乗員、中国語の全国通訳案内士でもあります。
大好きな大河ドラマ、資格を基にしている仕事、語学の経験をブログで発信しています。
大河ドラマ「平清盛」素敵な女性①平時子:深田恭子
まず、最初は深田恭子さん演じる「平時子」。平清盛の二度目の妻で「二位尼」と言われています。
平家が滅亡した壇ノ浦の戦いの時、孫である安徳帝を抱いて入水します。
三種の神器の剣と勾玉も共に海に飛び込みます。
清盛が前妻明子にプロポーズするシーンを目撃の場面
清盛は、最初の妻明子(加藤あい)に一目惚れして以来べたぼれです。時子はその明子とは友達で、明子に琵琶を習っています。
時子は、二度ほど偶然に清盛に会ったことがあります。印象は良くないもののちょっと気になる存在のようでした。
一方、明子は清盛とは身分違いのため、清盛に惹かれながらも、清盛の気持ちに答えることはできないと思っています。そしてその気持ちを伝えます。
ですが、清盛の明子への真っ直ぐで熱い思いは変わりません。明子の家に行きその思いを明子にぶつけます。頑なだった明子ですが、率直な清盛の気持ちを受入れます。
このプロポーズシーンを、偶然時子が目撃します。
時子の表情から、きっと時子も清盛が好きなのだろう、と思いました。
もしかしたらこのシーンを見てしまって、自分の気持ちに気が付いたのだろうか、、、?
などといろいろ考えてしまう、印象に残る切ない場面です。
明子への清盛の思いが予想以上に深いことを知る場面
ところで、この愛妻明子は二人の子供をおいて、病気で死んでしまいます。
明子が病で亡くなった後、明子の子供たちを心配して時々清盛の館に来ている時子。子供たちも時子になついています。
時子の弟時忠(森田剛)は姉が清盛の妻となれば自分も恩恵を受けることができると思いました。いきなり清盛に「わが姉を後妻に」と願い出ます。
でも時子は「清盛様は明子様だけの光る君です。誰の入り込む隙などない。それほどに深き絆にて結ばれておるのです!」と言います。
(時子は「源氏物語」に憧れていて、物語をよく読んでいます。清盛のことを秘かに「光る君」と思っています。)
清盛は、時々館に来て子供たちに琵琶を弾いていた時子に、もう館には来ないようにと言います。
「耳に残る、明子の琵琶の音色をかき消されたくない!」
時子の瞳が涙でいっぱいになります。
かなりキツイ、この状況、、、。清盛め!
清盛は好きですが、若い頃は無神経な発言も多いです。
前妻と比べられ傷心の時子を前妻の息子たちが守る場面
さて、結局は、めでたく清盛の妻になった時子。しかし、清盛は最初の妻明子にぞっこんでした。
清盛と結婚し、平氏の棟梁の妻となった時子ですが、、、。
膳の支度を失敗したり、琵琶の演奏ができなかったりします。
そんな時子に清盛は「明子ならば、もっとしかとした棟梁の妻となっていたぞ」と明子と比べ無神経に時子を傷つけます。
実は、時子が琵琶の稽古をやめてしまい演奏できなかったのは、清盛の言葉のせいだったことがわかります!
傷心の時子が、子供たちに琵琶を弾いているところへ清盛が謝りに来ます。
このとき、清盛と明子の長男重盛が「基盛(清盛と明子の次男)も私も、母上を傷つけるようなことを申さば、父上といえども許しません」と清盛に意見し、時子を守ってくれます。
良い子供たちで本当に良かったです。
明子と比べたり、明子の話題を出して無神経な発言をし、時子を傷つける清盛には何度も腹立たしさを感じました。
大河ドラマ「平清盛」の素敵な女性②由良御前:田中麗奈
次に、田中麗奈さん演じる「由良御前」。
熱田神宮大宮司の娘です。源義朝(玉木宏)の正室で、源頼朝(岡田将生)の母です。
義朝との出会い!義朝に厳しくたしなめられ一目惚れする場面
さて、義朝は東国に向かう途中、尾張の熱田神宮の宮司を助けます。宮司は娘由良姫を義朝に紹介します。
由良姫は義朝が平氏ではなく源氏であることに、あからさまに「平氏ではないの?面白うないこと」と言います。
この由良姫の言葉を聞いた義朝は、由良姫を厳しくたしなめます。
「心根が醜い、人を見下すような物言いが、女人の格を上げることと思っているようだが、父親に恥をかかせるような女の心根が、ろくなものであるわけがない」
プライドが高い由良姫ですが、義朝に正しいことを言われ、言い返せず不機嫌な表情ですが、、、。
ここに二人の息子である頼朝のナレーションが入ります。「きっとこの時からわが母の心は父の虜になっていたに違いない」
その通りで、誇り高く堂々とした義朝に一目惚れした由良姫でした。
その後、統子内親王に仕えるため、京に移った由良姫。
度々義朝の父為義(小日向文世)を訪ねて義朝の近況を聞こうとします。その様子は素直になれない、でも健気でかわいいです。
義朝の愛妾常盤御前を館に迎える場面
ところで、保元の乱が始まる前に、義朝は愛妾(側室)の常盤御前(武井咲)を由良御前と同じ館に避難させます。
ちなみに、常盤御前は大変な美女であったというのは有名です。このドラマの常盤御前は「美女」であるのはもちろんですが、義朝に最も愛され、義朝の心の支えとなっている存在です。
常盤御前と由良御前の同居の話に戻ります。
よくある戦乱のドラマだと、側室の方が先に挨拶して、かしこまっている場合が多いと思うのですが、この場面は違いました。
由良御前は気が強いので、こんな場面では嫌味のひとつがあってもおかしくないと思いました。
しかし、由良御前は常盤御前に「殿がお世話になっております。どうぞ奥へ」と先に言葉をかけました!
その時の目がすごくやわらかで優しそうなのです。これには驚きました。
それより、なぜ挨拶しないのか?常盤御前!
でも、この場面以降、常盤御前も由良御前の正室としての器量に感じ入って、由良御前を心から敬うようになります。
誇り高き源氏の妻として死んでゆく場面
そして、由良御前が病気で亡くなる前、由良御前の容体が急変したときのことです。
義朝は清盛に宋の薬をもらいに行こうとします。しかし由良御前はそれを止めます。
「平氏に頭など下げてはなりませぬ。源氏の御曹司として、棟梁として誇りをお持ちになり、生きてこられた殿を、由良は心よりお敬い申し上げております」
由良御前の言葉から、これまで義朝を尊敬し、源氏の棟梁の正妻であることに誇りをもち、義朝を愛し続けた由良御前の切なさが伝わってきます。
義朝は「そなたの命に代えられるか」と薬をもらいに行こうとします。
義朝の言葉に、
「うれしや」
「どうか私を、誇り高き源氏の妻として、死なせてくださりませ」
と言いながら、由良御前は死んでしまいます。
「大丈夫、頼朝が歴史上に残る大人物になるから!」と思わず由良御前に声援を送りました。
大河ドラマ「平清盛」の素敵な女性③北条政子:杏
最後は、杏さん演じる「北条政子」です。
伊豆の豪族北条時政の娘。源頼朝の妻。晩年は「尼将軍」と言われました。
北条政子については別ブログでもご紹介しています。ご覧頂ければ嬉しいです。
死んだように生きている頼朝を叱咤激励する場面
「昨日が今日でも、今日が明日でも、明日が昨日でも、まるで変わらない日々がとこしえに続く、そう思っていた」
このセリフはドラマでよく出てくる頼朝(岡田将生)の心情ナレーションです。
伊豆で流人生活を送る頼朝。かつて自分が武士だったことも忘れて無気力に生きています。
伊東祐親(峰竜太)の娘八重姫(福田沙紀)との悲劇があった後は一層ひどく、死んだように生きていました。
初め、頼朝の素性を知らないのに、頼朝のことが気になる政子でした。
でも、頼朝が平治の乱で親兄弟を平氏に殺されたことを知ります。
そして、平家を恐れた伊東祐親に、八重姫との子供も殺されたという事も知ってしまいます。
そんな頼朝の事が政子は忘れられなくなり、頼朝を𠮟咤激励します。
「立ち上がれ!源氏の御曹司!かようなところで朽ち果ててはなりませぬ!」
他の人に嫁ぐ途中どしゃ降りの雨の中頼朝に会いに行く場面
さて、政子は頼朝に惹かれながらも、別の人に嫁ぐことを決めます。
政子が山木兼隆のもとに嫁ぐ道中、雷雨となります。
突然、政子は山木の元ではなく土砂降りの雨の中頼朝に会いに行きます。
自分が頼朝を好きだと告げに行くのではなく、頼朝の生き方を心配して頼朝のところへ走ります。
源氏の棟梁の息子でありながら、棟梁の証である髭切の太刀を封印し、抜け殻のように生きていた頼朝を、奮い立たせようとするのです。
「清盛様が髭切の太刀を渡したのは、武士の魂を忘れるなということではないのか」そう頼朝に言って、政子は頼朝の平家打倒の情熱を取り戻させます。
それだけ言って去っていこうとする政子の腕をつかんで、頼朝は言います。
「連れて行ってくれ、私を明日へ、昨日と違う、今日とも違う、私の明日へ」
「連れて行けとは、女々しいお方じゃ、ともに参ろうぞ、まだ見ぬ明日へ」
政子の言動はカッコいいとしか言いようない!です。
頼朝に自分の思いを伝える為ではなく、頼朝を案じて自分の婚礼をすっぽかしてまで、頼朝の元へ行った政子。
後年「尼将軍」と言われる政子ですが、その強さと信念。
「この政子なら尼将軍となり頼朝の遺志を継ぐだろう」と納得できます。
頼朝の妻になる決意を父に伝える場面
ついに、頼朝への想いが通じた政子。
二人で父時政に結婚の許しをもらいに行きます。
しかし、かつて、時政(遠藤憲一)は、頼朝と八重姫の悲惨な事件を目の当たりにしていました。
そのせいで、政子を八重姫と同じ目にあわせられない!!と怒ります。
この「平清盛」の時政は、他の大河ドラマに登場する北条時政と比べ、一番頼朝に親切です。そして、頼朝にも同情的です。
ですが、この時ばかりは、さすがに厳しく感情的です。でも、頼朝はひるみません。
「東国の武士の頂きに立ち、源氏を再び平氏に劣らぬ武門とする所存にございます」と言い切ります。
かつての「死んだような」頼朝とは別人になっていました。
政子も時政に決意を伝えます。
「佐殿(頼朝のこと)の妻となり、佐殿のお志をお支えしてまいりとうございます」
二人が夫婦になるのはもちろん分かっています。
でも、この二人がどんなふうに心を通わせていくのかには、毎回ドキドキしました。
大河ドラマ「平清盛」の素敵な3人の女性:まとめ
さて、今回のブログでは、大河ドラマ「平清盛」に登場する、健気でカッコいい3人の素敵な女性をご紹介しました。
・平清盛(松山ケンイチ)の二番目の妻平時子(深田恭子)
・源義朝(玉木宏)の正妻由良御前(田中麗奈)
・源頼朝(岡田将生)の妻北条政子(杏)
3人の共通点は一途に夫を愛し支える健気さ、家を守っていく強い覚悟を持つところです。
今回ご紹介した3人の女性の夫は、歴史上の有名な偉人です。時代を作った人です。
この女性たちの支えがあればこその、偉人たちなのだと思います。
「女性」、「妻」として素敵なだけではなく、「母」としても立派です。北条政子は「政治家」としての顔もあります。
大河ドラマ「平清盛」に出てくる女性は、この3人の他にも個性的で興味深い人物が多いです。是非、大河ドラマ「平清盛」をお楽しみくださいませ。
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このブログが読んで下さった方のお役に立ちましたら幸いです。